雑記
3年ほど経って、絵へ向ける感情が薄れている。
絵を描き始めたとき、これだ!と思った。これで生きていけたらどんなに素晴らしいだろう。これで生きていきたい。それは絵で生計を立てることのみを意味せず、生きるために必要なものが絵であってほしいという意味を含んでいた。
心の大穴を絵が塞いだようだった。
まもなく、自分は絵で食べていきたいッス!と軽く浅く連発した。「あなたはできないし、しない」という両親へのアピールでもあり、将来への不安をひとまず側に置くためのポーズでもあった。
2年ほど続いているクリニックでの投薬やカウンセリングなどを通して、両親は理解者になった。特に父親とはよく話すようになった。母親といがみ合うことは全く(本当に、全く)なくなり、平穏な日々が流れている。
親と喧嘩をすることがなくなった。親と自分の関係が改善したことで、目に見える諍いが減ったのが大きい。ただ、その裏には僕と両親、互いの我慢がある。これではいつかまた逆戻りする。
今猛烈に叫ぶ許可がほしい。誰かハンコくれないかな。